読書は、「子どもが、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くことのできないもの」とされていますが、現在は、情報化の進展や様々なメディアの発達・普及などを背景として、子どもの読書離れが指摘されています。
そのような中、花咲港小学校では、
月2回の移動図書館バス「あすなろ号」の積極的な活用や、週2回の「朝読書」の時間を設けています。
先日は、「みなとっこ発見隊」で、根室市図書館に見学に行き、司書の方に本や紙芝居の読み聞かせのほか、図書館を案内してもらいました。
実は、この少し前から、高学年から「低学年教室に読み聞かせに行きたい」という声が上がっていました。
先生からは、「じゃあ、練習してから行ってみよう」ということで、およそ1週間かけて紙芝居を選び、読む練習をしました。
この日、司書の方の読む紙芝居にも、じっくりと耳を傾けていました。きっと、読むスピードや、登場人物ごとに変わる声など、興味を持って聞いていたのでしょう。
いよいよ低学年の前で読む日です。
低学年ばかりでなく、高学年も、そして先生方も聞いている中、紙芝居を読んでくれました。聞いていると、つい物語に引き込まれてしまいます。
「・・・おしまい」と言ったあと、一瞬の間があり、拍手に包まれました。
聞いていた全員が、ふんわりとした心地よい感覚になっていました。
一人一人が、それぞれに好きな本を読む時間も大切ですが、全員でひとつの物語を聞く時間も大事にしていきたいと思います。
素敵な企画をありがとうございました。
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