根室市社会福祉協議会が企画している「ジュニアボランティア養成講座」を花咲港小学校を会場に開催しました。
この事業は、子どもたちに思いやりの心を育むとともに、福祉への関心を高め、助け合いと、共に生きることの大切さを学ぶことをねらいとしています。
今日は、3年生以上が参加しました。社協からは、お二人の講師の方に来ていただきました。主に高齢者の疑似体験をします。
まずは、「なぜ、高齢者っていうの?」というところから学びました。
高齢になると、細かい作業が難しくなったり、体が思うように動きにくくなったり、目が見えにくくなったり、耳が聞こえにくくなったり、忘れることが増えたり・・・いろいろな変化が現れてくることを知りました。
そして、実際に、手袋やベスト、ゴーグルなどを付けて、二人一組(体験する人と介助する人を交代しながら)体験してみました。
初めは、手袋だけをはめて、お金など小さなものを拾うことが難しかったり、ペットボトルのふたが開けにくいことを体験。
いよいよ、高齢者疑似体験の装備を装着してみます。
ほぼ装着を終えると、すでに、膝や腰はまっすぐにできず、視界は狭く、声も聞こえにくい状態。
ここから、介助担当の人と二人で、校内や校外を歩きました。
少しの段差にもつまずきそうになったり、短い距離でも疲れてしまい休憩したり、実際に体験することができました。
さらに、自分が体験して、さらに介助する側を体験すると、靴を履くときにどんな手伝いが必要か、などを学ぶことができたようです。
先日の「みなとっこ呼びかけ隊」では、高齢の方々のお宅を訪問させていただいて、感じることや疑問に思ったことがあった子どもたち。さらに、文化祭には近隣の高齢者施設から見学に来ていただいたり、春には花壇整備も一緒に行いました。
今日実際に体験してみて、これまで出会った地域の方々を思い出すこともあったようです。
ぜひ、今後も、今日の学びを思い出しながら、世代の違う方々とも自然と交流ができるといいですね。

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