表紙には、たくさんのサンマが描かれています。裏表紙を開くと、そこには「表紙のサンマの絵は、花咲港小学校・北斗小学校の子どもたちが描いてくれました。(村中李衣)」とあります。
本のタイトルは、「いつか、太陽の船」
主人公の海翔(かいと)は、花咲港小学校の6年生。宮城県・気仙沼で大地震にあい、造船業を営む両親ら家族とともに根室・花咲港に移住しましたーーーーー
花咲港を舞台にした、海翔(かいと)の物語(フィクション)です。
目次には、「クリーン大作戦」や「さんま祭り」など、聞くと様子が思い浮かぶ言葉が章の見出しになっています。
各章の見出しの下にも、サンマが描かれていて、この絵も「花咲港小学校と北斗小学校の子どもたち」が描いたことが記されていました。
作者のあとがきをみると、「2019年1月」とあります。今から、5年ほど前です。
おそらく、花咲港小学校を卒業した、現在の中学生や高校生によって描かれたサンマなのだと思います。今、港小に通う子どもたちのお兄さんやお姉さんの絵かな?と想像します。
恥ずかしながら、最近、この物語を知りました。港小の図書室にあった本を借り、一気に読みました。花咲港の物語なので、読みながら風景が浮かびます。
海翔が自転車で走ったのは、あそこの道かな?
クリーン大作戦(港小では「クリーン作戦」)で灯台の駐車場まで歩いたら、そうそう、いろいろなゴミが落ちてるよね~ 菓子パンの袋? あるある・・・
サンマのお刺身は、おいしいよね・・・
そんなことを考えながら、あっという間に読み終えました。
自分たちの通う学校が、名称も地域の風景もそのままに物語になるって、よくあることではありません。ぜひ、「いつか、太陽の船」を手にとり、読んでみてほしいと思いました。全てにふりがながふられているので、1年生でも読むことができます。
お勧めです。
「みなとっこフェスティバル~みんなが主役の文化祭~」
○日時 令和6年10月27日(日)9:00開演
○会場 花咲港小学校体育館
子どもたちに、会いに来てください。お待ちしています!
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